つきのもの

さて。

月のもの。

いまだにあることを喜ぶべきなのか、面倒だと思うところなのか。

幸か不幸か、未だに体は女性としての周期を刻んでいます。

まぁ、早い話が、生理です。

恥ずかしい話、数年ぶりに下着を汚してしまいました。

数十分前の話です。

で、ちょうどいいのでそのまま起きてたってだけですが。

こう書くと面倒要素の方が強い感じですわね。

この生理。

生理は恥ずかしいものじゃない！もっと堂々と！！

というようなムーブメントを起こそうとしている、というような記事を数日前に見ました。

読むところまでは行きませんでしたが。

ポップでキュートな感じの生理用品なら買いやすいよねっ！！

みたいな感じだったような。

生理。

恥ずかしいかどうか。

人間を動物ととらえるなら、なんら恥ずかしいものではございません。

この生理のおかげで誰もかれもがこの世にいるわけですので。

ですが。

なんか、表に堂々と、

私はいま生理なんですよ！かわいいの使ってますよ！！

という感覚とはまた違う性質のものかな、と。

だって、血が出るわけですよ。

やっぱ、血ってインパクト大でしょう。

それも、傷口から、とかいうわけではなく、陰部から出るわけです。

普通に、そんなにきれいな感じはしないんじゃないかしら。

ただ、生理だからって必要以上に女の人が好奇の目にさらされたり、ましてはセクハラにあったりするのは言語道断です。

○○ちゃん、今日は月のものらしいから、いたわってやれよぅ！！がはは！！

みたいなことを大きな声で言ったりするのは、死刑に値します。

…そんな人はいないと思いますが。

なんというか。

生理用品をポップでキュートなものにするのも良いと思います。

可愛いから買いやすいというのは、もちろんある。

でも、やっぱり教育とか知識とかって大事じゃないでしょうか。

たとえば、

結婚して子供を持った男性なんかは、女性の生理に非常に優しくなってくれるような気がしています。

はっきり言葉に出さなくても、あれ？と思ってくれるような。

あ、私はそんなに重くないので察せられたことはありませんがね。残念ながら。

それに、

我々獣医仲間だと、生理って、なんというか普通の現象としてとらえている人が多いような。

知識としてあるからじゃあないかしら？

子供のころの教育って、単に授業で話してくれるだけで、具体的はことが何一つない。

しかも、場合によっては男女で分けて、男子に聞かれてはいけない話なんだ！！！という恐怖心を植え付けてもいる。

変、ですよ。

こういう体の仕組みだから、こういう現象が起こりますよ。

という淡々とした説明と同時に、実際はどんな感じなのかわかりやすく実例までしゃべっちゃえばいいんじゃ？

と考えます。

もちろん、男性の体についても当然同じようにすべきかな、と。

おおっぴらにしなくてもいいけど、恥ずかしいことではない。

男女の体に起こる現象って、そういうもんじゃないかしら。

と思うんです。