世間知らずでした。写真って加工してるんだ…

さて。

恐ろしいほどの世間知らずなんです、私。

本当に現在のことについて行っていないのです。

社会の仕組みみたいなものがわかっていないわけです。

だから、何かを始めようと思うと仰天するのです。

今日、まさに今日、すごくびっくりしたことを書きます。

私、写真に興味がありまして、特に風景写真に心を奪われてしまうんです。

あ、写真だけでなく、絵画なんかも風景が好きです。

実際に旅行に行ったりするのも、景色を楽しみに行くのが大きな割合を占めています。

都内にいると、山すら目にしないものですから。

で、写真ですよ。

大人になったら一眼レフを買って、素敵な写真を撮るんだ!!

と息巻いていました。

社会に出て、一眼レフを買って適当に楽しんでおりました。

それでいいんですけど。

ふと、この写真が売れたらうれしいな、

そんなことを考えたんです。

それも、作品として。

…笑わないでください。

今はなんでも考えているんです。現実的かどうかは度外視。

で、調べてみたんですよ。

写真を売る方法、とかで検索すると出てきます。

今は、素材写真をたくさんストックしておいて、必要な人に素材として販売する、

ストックフォトという場があるのです。

ブログに写真を入れたい、となったときや、広告用の写真として、あらかじめあらゆるシチュエーションの写真をストックしてくれています。

この場に、写真素材として写真を販売するという仕事があります。

たいていは副業になりますが。

この場合、相手(ストックフォト業者やユーザー)が望む体裁であることが必要となります。

私が撮影した、なんとも普通の風景写真なんかはボツ間違いなし、なわけなんです。

コントラストや色味がはっきりしていて、見るからに、どうだ!!

てな写真が多いわけです。

で、私もいろいろと使用させていただきましたが、なんとも美しく、どうやって撮ってるのかわからないものもいっぱい。

当たり前です。

レタッチ作業なることをやられているんですね。

いやー。びっくりした。

私、何にも知らなかった。

いや、photoshopというソフトがあるのはしっていましたよ。

だいぶ昔に知りました。

だけど、こんなにばっちり加工しているとは思わなかった…

だって、空なんてどっかから切り取って持ってきたりしてるんですよ!!

合成でしょ!?

これって、私が思っている、「写真の作品」という概念からは完全に外れます…

いや、単純に、個人が作品として撮る写真、という概念からは外れる、という意味です。

レタッチして出来上がった写真であっても、作品は作品です。

そこに違いはないんですが…

私が考えている作品って、写真コンクールで入賞するような写真のことだったんですね。

補正をすることはあると思いますが、他から写真を持ってきてくっつけるのは合成になってしまいます。

作品としては、おそらく騙し行為になるんではなかろうか…?

コンクールに出す場合は、ということです。

写真家の腕を競うものですからね。

だから、素人が写真を売ろうとすると、こういう作業が必要になるんですね。

だから、あんなにも魅力的で人を引き付ける写真になるわけだ!!

すごいなぁ。すごい世の中です。

素人が写真を加工して販売できるんですもの。

いや~、アホでした。

コロッと信じてしまう。

世の中の人って、なんでこんなに写真が上手なんだろう?私なんて到底及ばない…

そう思っていました。

アホですね、そんなことでがっかりしていた。

すごい世の中です。

で、思ったんです。

面白いと思うけど、私にはこういうのは求めていないな。

ということ。

絶対にこういう商売は楽しいと思うんですけどね!!

だって、望む通りの写真を作れるんだもの!!

すごく楽しいと思う!!

だけど、

私、古くてアナログの人間なんで、かすれていたりするナチュラルな写真が好きなんです。

撮るときにコントラストをつけたりはするくせに…

こういうアホなこだわりがあるもんだから稼げないのかしら…

まぁ、ポリシーと言えば聞こえはいいですけどね。

そんなこんなで、驚いたのでした。

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投稿者プロフィール

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音羽 風子
子供のころにスペインで生活していた期間があり、世界の大きさを実感し、自由に生活することに憧れる。趣味は、旅行、写真、お酒を飲むこと。
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