セルフネグレクト状態だったことに気付いた

さて。

自分のことを考えようとして、この場にも書いていましたが、

その最中に、あまりにも部屋が汚いことが気になって仕方なくなりました。

そして、まずは目につくところから、ということで部屋の整理を始めたのです。

なんてな。かっこいいことを言っていますが、

クローゼットはちょこちょこやっていて、もう限界が来ただけです。

洋服は捨てられない。なんだか知らないけど、思い入れがありすぎて。

クローゼットは相変わらず開かずの扉です…

せめて、日常目につくところくらいはきれいにしよう、ということで始めました。

いやー、すごいすごい。

きったない。

長年にわたり蓄積されたほこりの塊、カタマリ、かたまり…

なんだかわからないゴミたち。

今のフィーリングに合わない本たち。

だいぶ昔のチラシの類。

その時はなんらか思い入れがあったのでしょうが。

いらないいらないいらない。

すごい量でした。

こんな中で生活していたのか!!

びっくり仰天でした。

本は大量に売りに行き(2,800円にもなった!!)、

ごみは大量に捨て、

新たな収納用品を買いに行き、

だいぶすっきりです。

まだ手を付けていないところもありますが、だいぶ人が住める状態になりました。

部屋の床がだいぶ見えたし、掃除機も入る場所が増えました。

ひどい有様でした。

そんなことをやっていたら、

部屋の空気を変えたくなって、久しぶりにアロマやお香を焚いてみたり。

テレビを消して外の鳥の声を聞いてみたり。

本を読んでみたくなったり。

きれいなものを見てみたくなったり。

お花を部屋に飾ってみたくなったり。

ずいぶんゆったりした気持ちになれるようになりました。

やっとこ、きちんとお休みをしているな、という気持ちになってきました。

そして、気付いたんです。

日常生活で気持ちが非常に荒んでいたということに。

そして、気持ちを切り替えることができていなかった、ということに。

自分ではできているつもりだったんです。

買い物に行って、飲みに行って、ジムに行って、

動いて動いて動いて…

まるで、日常の仕事や嫌なことを忘れるために、休みの日でも動いて動いて。

かと思うと、

一日何もしないで死んだように寝て寝て寝て…

昔から、嫌なことからの現実逃避で嗜眠傾向にはありました。

動くか、全く動かないか。

どちらか。

いずれにしても、いやなことから目を背けるための行為だったようです。

目を背けるためだけのお休みの行動。

それでも切り替えられているのであればいいんです。

そうでもなかったのかもしれません。

自分でもよくわからないんですけど。

ちゃんと日常はうまくいっていると思っていたんですけどね。

でも、ここ数年。

我ながら口が悪くなっているな、という実感があったんです。

こらえ性もなくなっているな、ということも。

カッとなってみんなバカばっかりだ、と思って暮らしていました。

精神衛生上、よろしくない。

というか、悪い。

表向きはきれいに取り繕っていても、自分を愛していなかったように思います。

その象徴が、部屋。

掃除や整理が苦手といって、目を背けてきていました。

まさしく、セルフネグレクト状態。

汚い部屋は、私のやさぐれた心を表していたんだろうな、と思ったんです。

部屋の空気をきれいにしたい、とか、表面上は思っていましたけど、

アロマなんてすっかり忘れていたし。

自分をケアすることができていなかった。

一日忙しく頭をフル回転させて帰ってくると、どうもその状態が抜けない。

あ、私、たぶん中等度のHSP(繊細さんというやつ)なので、仕事内容よりも人との関係でへとへとになってました。

たぶん、疲れの原因は全部人がらみ。

自分に自信がないのも輪をかけていました。

あんなこと言わなきゃよかった、どうしよう今のうちに謝ろうか、それもあからさまなのはおかしいから遠回しにどうやって伝えようか…

そんな感じ。

へとへとです。

電車でちょっと変わった人がいると、ものすごく怖いし。

とかそんなこんなで、夜は疲れ切ってリセットもせず、バタンキューでした。

そんな状態は健全ではないと気付きました。

一日の最後にちょっと気持ちを切り替える時間、静かな時間が必要だろうな、と思っています。

社会復帰したら、たぶん、また同じような生活に戻ってしまうはず。

自分できちんと自分をケアできるような方法を探っておく必要があります。

これは今しかできない。

自分がなんでこういうことに怒ったのか、自分はそもそも怒る必要があったのか、

自分の感情はどこから来たのか。

そういうことと向き合う時間って必要だと感じています。

そして、一度きちんと受け止めて、

自分を認めて、流す。

その上で、すべてに感謝するように気持ちを持っていく。

そうじゃないと、どんどん荒んでいくんです。

宗教チックな話ですが、感謝することって、とても大事だと思うようになったんです。

ありがたい。ありがたい。

どうもありがとう。

この世のすべてにありがとう。

こういう気持ちでいられないと、荒みます。

自分がなんだかわけわからなくなります。

さっきの部屋の話ですが、

どうでもいいものが大量に出てきました。

これって、自分が必要なもの、必要でないものがわからなくなっている証拠でもあります。

だから、自分にとって心地いいものと悪いもの、好きなものと嫌いなものの区別もつかなくなっていくと思うんです。

嫌いなものは日々の生活で結構はっきりわかるんですけどね。

わかっているのに、その後の行動がもうダメなんです。

それを断ることはダメなこと、とか、我慢して受け入れなければいけない、とか、

自分を犠牲にすることを選ぶんです。

最近気付いたんですけど、

人間関係において、私はいま気分じゃないから断るよ、と伝えたことに対して怒ったり離れたりする人は、

遅かれ早かれ離れたほうがいい人達なんですね。

これがわからなくて怖かったりしたんですが。

今、連絡をくれている友達は、そろそろ外で遊びたがっているんです。

が、コロナやなんやで、私はまだ外に遊びに出るような気分にはなれない。

そのことをきちんと伝えると

オッケーだよー!また別の機会で大丈夫よ!

と言ってくれます。

そういうものなんですね。

キレたりしない。

今後、静かに私から去って行ってしまうかもしれないけれど、そのときはそのときでしょう。

仕事もそうかもしれません。

きちんと理由をつけて、こういう理由から別の人を担当にしてください、と伝えたことに対して考えてくれる職場が健全なのかもしれません。

このことについてはまた書きたいテーマではあるので、別の機会にしますが…

まぁ、とにかく、自分のことがさっぱりわからなくなっていくんです。

そして悪いことに、どんどん自分を犠牲にするように動いてしまうんです。

わけがわかっていないから。

そういうことが、今後も絶対にあるので、

自分の気持ちに向き合って一日一回はリセットすることを習慣化すべきである、と思っています。

ベッドに入ってからでもいいし、寝る前にちょっと音を消して、瞑想のような時間を持ってもいいし。

瞑想って、そういうためにあるんだなぁ。なんてことに気付いたりして。

外に引っ張られると、自分を保つことは難しくなります。

自分を大切にすることを大事にしたいと思います。

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投稿者プロフィール

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音羽 風子
子供のころにスペインで生活していた期間があり、世界の大きさを実感し、自由に生活することに憧れる。趣味は、旅行、写真、お酒を飲むこと。
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