再考、なんてカッコよく言ってますが、思い出した、というだけの話です。
人の悩みのほとんどは人間関係の問題、と言われます。
私も、なぜ職場に行きたくないかを考えたときに、
やはりそこには人間関係が難しい、ということがあります。
仕事の内容はもちろん好きではないけれど、なんとかやれないこともない。
職場の女性上司がお隣の席なのですが、普段は優しいけれど、超多忙を極める彼女。
あまりに忙しくてものの言い方がキツくなることがあります。
私は先にも言っているようにだいぶおっちょこちょいでミスを連発するので、
彼女から淡々と注意を受けるたびに、ミスばかりの私のことが目障りなんだ、と思っては落ち込んでいました。
昔から人の顔色を読みすぎてしまうところがあります。
相手がどう思ってるか、直接聞いていないのに、表情や話し方で相手の気持ちを勝手に推し量り、ちょっと苦手かも…と思った相手から逃げてきました。
彼女に対してもそうで、私以外の人とは楽しそうだけど、私とは別にしゃべらなくてもいいんでしょう…
と、いじけていました。
ところが、今日は一転、明るい感じで注意をしてくださったのです(注意はされる)!
雑談も楽しそうにしてくれて…
ここで、アドラー先生の「課題の分離」を思い出しました。
そう、あのベストセラー「嫌われる勇気」のアドラー心理学です。
仕事でミスをして、それをどう捉えてどうしていくか、を考えるのは私の課題。
上司が私に注意をしたり、私のことをどう思うかは彼女の課題。
要するに、自分自身でどうにかできることだけが自分の課題なのです。
「嫌われる勇気」より。他社の課題には踏み込まない。
上司が怒ってるかも…私のこと嫌いかも…
と心配しがちですが、そんなことを考えたからって相手の気持ちは変えられません。
変えられないものは気にしてもどうしようもないのです。
「嫌われる勇気」より。自分の信じる最善の道を選ぶこと。
という考え方です。
問題を大きくしたくないために相手の顔色を見て行動してきましたが、
衝突を避けるためにやっていたことなのに、自分が苦しくなっては意味がないですよね。
相手の顔色を見て行動していれば、相手もいい気持ちがしないものかも知れません。
私ができることは、間違いは直す、注意してくれたことにお詫びとお礼を言う、それを引きずらない。
これだけ行動していけばいいんですよね。
他の人の気持ちは考えたって仕方ない。
そう思うと楽になれます。
アドラー心理学は、一見当たり前のことを言っているのですが、だからこそ、深いです。
「嫌われる勇気」はわかりやすいので、これから読まれることをオススメします。
投稿者プロフィール
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子供のころにスペインで生活していた期間があり、世界の大きさを実感し、自由に生活することに憧れる。趣味は、旅行、写真、お酒を飲むこと。
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