マンウォッチングが好きです。
ちょっと失礼なほど気になってしまう。
今朝もまた同じ彼女がやってくる…
毎朝、同じ車両に乗り込むために待っていると、
ちょっと遅れていつもやってくる、彼女。
背は私よりやや低めで、だいたい155cmというところか?
アンニュイな気だるげな空気をまとってやってきます。
いつも、アンニュイ。
彼女には世の中に楽しいことがあるのだろうか?
洋服はいつもだいたい黒っぽい。
アンニュイな様子にピッタリ。
ワイドのロングパンツにローヒールがお決まりだけど、今日は珍しくスキニーパンツ。
バッグは小ぶりで腕にかけるのが定番。
私の右側が彼女の定位置です。
私は扉の左側から、彼女は扉の右側から乗り込みたいから。
定位置に来るといつもどおり、
片足に体重を乗せ、もう片方は横にちょっと出して投げ出すスタイル。
うーん、アンニュイ。
そして、いつもどおり、
腕を組む。
いつも、腕を組んでいる。
歩きながらも、組んでいる。
なにかに腹を立てているのかしら?
…ワタシ!?
ワタシに腹を立てていらっしゃるの!?
のんきそうだから!?
そんな妄想もしてみたけれど、
彼女のアンニュイな雰囲気からは、ちょっと読めない。
なにか、ヒジョーに面倒なことに巻き込まれてしまっているのかしら…
腕を組んで、片足に体重を乗せ、斜め前を見て電車を待つ彼女。
世の中のなにかを憂いていることは確かだと思う、いつもの朝でした。
投稿者プロフィール
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子供のころにスペインで生活していた期間があり、世界の大きさを実感し、自由に生活することに憧れる。趣味は、旅行、写真、お酒を飲むこと。
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