年をとってからの誕生日は嬉しいものです – ページ 2

さて。

先週の土曜日のことでした。

昼寝からボケボケ目覚めると、隣の弟の部屋から何やらぼそぼそとした話し声が聞こえました。

父が弟くんに、

「…さんがガンになっちゃったって…」

と聞こえたではありませんか。

…さん、の部分は、私の母方の妹、つまり私のおばさん。

え！？まさか…

不安になりましたし、母の母は、若い時にガンで亡くなっています。

ガンは家系ともいわれますので、ありえないことではない。

最近、母はおばさんと会っていたし、その話をしていたのか…

とも思いました。

ショックでした。

今日から我が家は、暗い空気に包まれることが確実だな、とも思いました。

おばさんの命に期限がある。

つらい。

で、不安のままでも嫌なので、確かめよう！

と決心し、母に聞いてみることにしました。

でも、はっきり聴くのはこわい。

遠まわしに。

わたし「母さん、おばちゃん元気だった？」

母「うん、なんとか元気だったよ！なんかね、最近ね、うんぬんかんぬん…」

あれ？なんか、そういえば最近おばちゃん鬱っぽいとかなんとか言ってたような。

で、外出したりしたら元気になったって話？

おかしいぞ。

わたし「さっき、おばちゃんがガンになっちゃったって聞こえたんだけど。」

母「えー！？やっだー！」

…違った。聞き間違えた。

弟と父にも確認。

弟「え？そんな話してないよ。」

父「？」

間違いでしたよ、完全に。

良かった！！！

本当に、良かった！！！

今までおばさんは気難しくて厄介に思っていましたけど、本当にうれしかった。

安堵しましｔ。

で、今日は父の誕生日。

3日後には母の誕生日。

ありがたいことです。

年を取ってからのの誕生日。

無事にまた一つ年をとれた、というありがたさ。

嬉しいものです。

良い年齢になると年を取るのなんかうれしくないわよ～

なんて言いますが。

それって、健康だから、というのが大前提。

健康不安があったら、年を取ることが幸せに感じることでしょう。

私ももう少ししたら一つ年を取る予定です。

無事に一つ一つ年を取る幸せをかみしめて、

堂々と、年を取ったぞ！！

と言いたいものです。

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音羽　風子: 子供のころにスペインで生活していた期間があり、世界の大きさを実感し、自由に生活することに憧れる。趣味は、旅行、写真、お酒を飲むこと。
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