2時間ドラマも趣が変わりましたね

おはようございます。

なんだか体調が悪くて…

毎日書こうと思うことがあったのに、じっと座っているのがつらくて諦めていました。

腰が痛いのか内臓が痛いのかわからないのですが、なんだか下半身のどこかがずっと痛い…

シクシク痛い、という感じ。

なんか大きな病気じゃないといいんですが。

と、そういうことを考えると引き寄せるらしいので、考えないことにします。

…そうそう。

この引き寄せに関しても思うことがいろいろと出てきてしまいました。

また書く機会があるだろうと思うので、そのときに。


さて。

昨夜、テレビ東京で新作2時間ドラマが放映されました。

数日前から楽しみにしていて、録画までしたんですけどね。

結論から言いますと、好みではありませんでした。

正直、ワクワクしなかった。

そして、せっかくの長台詞を言う場面、声が小さくて聞き取りにくかった。

ただ、珍しくツイッターでチェックしてみると、概ね良心的なコメントが続いていました。

おもしろかったー!!シリーズ化しないかな?スカッとした!!

などなど。

これを読んで私は、私の感覚が古いんだろうと思いました。

ところで2時間ドラマですが。

BS再放送を好んで見ています。

昔は本当にいろんなタイプのシリーズがあり、相当お金がかかっていることに気付きます。

山岳ガイドシリーズ、船長シリーズ、航空警察シリーズ。

もちろん、警察ものや医療もの弁護士もの、旅行をテーマにしたものもたくさんありました。

そのどれもが素晴らしかった、とは言いません。

なんじゃこりゃ?な展開やら、誰だこりゃ?な出演者がいたり。

それはそれでツッコミどころが満載だったりするものもあります。

が、総じて、今よりだいぶお金をかけていたように思います。

特に感心するのは山岳もの。

日本アルプスの山々に、実際に俳優を登らせて演技させています。

ヘリコプターも飛ばしてるし、相当な力の入れようです。

目玉は、山からの景色だったり、山仲間の絆だったりするので、肝心の殺人トリックがイマイチな場合もあるのですが。

それでも、視聴者を引き付ける魅力に溢れていたと思うんですよね。

あれだけお金をかけてリスクをかけて撮影するって、今では映画くらいしかできないかもしれないですね。

また、旅ものだと、実際の電車を使ったトリックなど、撮影も苦労が多かったんじゃないか、と思うものもけっこうあるんですよね。

俳優が走って走って、ギリギリ間に合う。みたいな場面。

これ、本当にやってるんだと思うんですよ。

俳優さんが本気のぜーぜーだったから。

こんなこと、今はさせられないんじゃないか、と思うんですよね。

有名なところだと、わが町シリーズという、エド・マクベインが原作の警察もので、若き日の渡辺謙さんが主演の作品がありますが(火曜サスペンス劇場です)、

シリーズの一つに、花火大会が重要なシーンの一つになっている話があります。

この撮影、実はゲリラ撮影だったらしいんです!!

なので、映っている人々はエキストラではなく、すべて実際に花火大会に遊びに来ていた人たち!!

今だったら恐ろしくてできませんよ。みんなスマホ片手に撮影を撮影しちゃいますから。ドラマのシーンには使えないでしょう。

あと、絶対本物のお酒を使ってるな、というドラマもありましたね。

こういう、チラッと効かせた悪ふざけも、気付いた人にしかわからない面白さがありました。

と、長々と昔の2時間ドラマの良さについて書いてきましたが。

つまり、言いたいことは、今の2時間ドラマはスケールが小さくなってしまったなぁ、ということです。

俳優さんの台詞回しなどで味付けしていますが、ワクワクする要素があんまりなくなってしまったなぁ。

一人の俳優さんに全部を押し付けすぎなんじゃ…とかとか…思ったりして。

あと、作り方に重厚感がなくなったなぁ、というのも感じます。

だいたいがポップな作り方ですよね。

画質も良すぎて明るくてクッキリハッキリ。

付ける音楽も明るくてテンポが良くて。

おふざけ的な要素がかなり多いのも特徴でしょうか。

若い人を取り込みたい、という作り手の意図が如実に伝わってきます。

昔のフィルム撮影の、暗さというか、ザラザラした感じが合うような、

重くて目を背けたくなるような人間の業をテーマに、じっくり描くようなドラマはウケないんでしょうね。

時代、なんでしょう。

いい年した女は、ガツンと頭を殴られるような、胸をえぐられるような、または、大自然の味付けでスカッとするような、自分が本当に旅をしてワクワクするような、そんなドラマを求めちゃうんですけどね。

テレビではなかなか難しいんでしょうな。

若い人にも昔の2時間ドラマを見てもらいたいなぁ。

すごくいいんだけどなぁ。ほんとに。

そんなことを考えたのでした。

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投稿者プロフィール

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音羽 風子
子供のころにスペインで生活していた期間があり、世界の大きさを実感し、自由に生活することに憧れる。趣味は、旅行、写真、お酒を飲むこと。
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